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お屠蘇(とそ)の作り方

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https://youtu.be/tuGIFRXWSOI

日本のお正月には欠かせない飲み物といえば「お屠蘇(とそ)」ですね。
お屠蘇は元旦、一年の始まりにあたって気持ちを新たに家族や仲間たちと酌み交わすお酒の事です。平安時代から宮中の儀式として行われていたが、江戸時代になって広く庶民の間に浸透しました。もともとは中国で起こった習慣で、中国三国時代の「魏」の名漢方医として三国志でも有名な『華陀(かだ)』が処方を考案したという説が有力とされています。平安時代に中国から日本に伝わり、高官から民衆へと次第に浸透して風習化したものだそうです。また「屠蘇」の語源は、「蘇」は悪鬼の名で、「屠」はその鬼を屠る(ほふる)意味ともいわれています。

県外の方に「お正月にはどんなお屠蘇を召し上がっていますか?」と質問すると、
ある地域では日本酒をみりんで割って屠蘇酒にする地域や、みりんそのものに屠蘇散を漬けて飲まれる地域、また赤玉ポートワインをたしなむ地域など様々な答えが返ってきます。
しかし県外の特に東日本の方では「特にお屠蘇は飲まないねぇ、普通のお酒をお屠蘇代わりに飲むくらい」といった答えが一番多く聞かれます。

そんな地域が多い中、熊本ではお正月には殆どの家庭がお屠蘇として「赤酒」を飲み、年の初めを祝っている事と思います。お正月の風習、文化の根づいた素晴らしい土地柄なんです。この赤酒の生産し出荷している「瑞鷹」は、江戸末期の慶応3年にここ川尻町で創業しました。この町を発信に、素晴らしい地域文化を後世に伝えて行きたいと思います。

■屠蘇散
正式には『屠蘇延命散(屠蘇散)』といい、5~10種類の薬草を調合して赤酒や清酒に浸して飲みます。
東肥赤酒用の屠蘇は、特に「赤酒」に合うよう調合された物で
・蒼朮(ソウジュツ)… キク科ホソバオケラなどの根
・丁子(チョウジ)…フトモモ科の植物
・防風(ボウフウ)…ボウフウの根茎
・陳皮(チンピ)… ミカンの皮
・桂皮(ケイヒ)… クスノキ科の常緑樹(アカシヤの樹皮)
・山椒(サンショウ)… ミカン科の低木
の6種の薬草を配合しています。
旧家の場合、5種類に工夫を施した昔から代々伝わる家伝処方もあるようです。

■赤酒
肥後細川藩の時代より肥後の御國酒として愛飲されている熊本伝統のお酒です。
麹歩合を多くして、水歩合を低くする事、糖化を推進し発酵を抑制する事により非常に甘く、エキス分の多いお酒となります。また「木灰」を使って酸敗を防ぎ保存性を保つ事から「灰持清酒」と称し、絞る前に灰を投入し酸を中和する為、アルカリ性(PH7.2)となる事を特徴としています。
料理用としても広く利用されています。

■お屠蘇の作法
大晦日の夜、除夜の鐘が鳴り終わる頃に酒器に入れた赤酒に屠蘇散を浸します。あまり長時間浸しておくと出過ぎてしまうので好みに応じて引き上げます。もちろん長時間浸して十分な薬効を期待しても構いません。
元旦の朝、年末に作ったお屠蘇を器に移し床の間、或いはお正月飾りのある 家で一番神聖な場所に置きます。ここで薬酒 お屠蘇は儀式用の神聖な飲み物となります。
お屠蘇の器は多くは漆塗りで、杯は三段に重ね置かれています。
飲み方は、家族や一族がそろった中で、年の若い順に上の小さい杯から飲み干し、上の者に杯を回します。
杯は右手で取って左手に持ち、右手を添えて両手で受けます。三口に分けて飲み、右手親指と人差し指で飲み口を軽く拭いて、次に回します。
最後に最年長者が飲むのは、年の若い者のエネルギーを年長者に与えるという意味合いが含まれています。
続いて二段目の杯、三段目の杯で同じ事を繰り返します。要領は結婚式の三三九度と同じで、1回目と3回目を鼠の尻尾のように短く、2回目を馬の尻尾のように長く注ぎます。
ちなみにうちでは1,2,・・・3回目が長いかなー。

一連が一般的なお屠蘇の作法ですが、地域やその家によってその作法は様々で、要は一年の始まりを厳かに神聖な気持ちで迎える事が重要です。

瑞鷹株式会社ホームページ
http://www.zuiyo.co.jp/

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1 コメント

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  • 赤酒に付いている屠蘇で出汁をとって鍋をやってみました とても美味しい鍋が出来ました

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